包丁・刃物研ぎ

砂山金三郎商店では、様々な種類の「包丁」や「刃物」の研ぎサービスを提供しています。まずは、店頭まで刃物をご持参頂き、どのような状態かを確認させて頂きます。その後、見積の上一週間程度お預かりします。一週間後には切れ味の戻った刃物をお戻しします。ぜひとも一度ご相談ください。

新規に研がしたものを上部に表示しています。

狩猟包丁

食肉加工会社で使用されている肉専用の包丁です。資格を持った肉職人さんに重宝されています。各部位により専用の包丁を用いて解体します。骨スキ包丁、皮はぎ包丁、サバキ包丁等があります。田畑や山林を荒らす、鳥獣駆除の現場でも利用されています。

トリ貝包丁

富津沖でとれるトリ貝を調理する際に利用するトリ貝包丁です。トリ貝には「銀」と呼ばれる皮膜がありますが、皮膜を落とさないようすばやく手返しができる、扱いやすい小型の包丁が好まれます。

牛刀


富津市の学校給食調理場で利用されている、プロ用の牛刀を仕上げました。学校給食は午前中のみの作業となることから、「切れ味の良さ」が求めれます。当店の技術により、よりおいしい給食を味わっていただければ幸いです。


玉鋼切り出し小刀

「玉鋼」は日本国内では希少価値の高い鋼です。日本刀等に利用される硬い鋼も加工することができます。「霞仕上げ」により、かつての鋭角な切れ味を再現しています。

草刈鎌

購入した鎌が切れなくなるたびに新たに購入していたことから、4丁まで草刈鎌が増えてしまったお宅の補修を実施しました。買い換えるよりも「研磨」することで、十分使用に耐える切れ味を取り戻す事ができるのです。


長期間使われていなかった鉈であっても、新品同様の切れ味が蘇りました。

パン切り包丁

パン切り庖丁(加工前)

パン切り庖丁(加工前)


地域有名店のパン屋さんが使用する特殊な庖丁です。

当店では、このような専門性のある庖丁もお預かりできます。


剪定鋏


庭木などできるだけ多くの枝を剪定する時に使います。刃は短くて厚みがあり、かたい枝などを切るのに向いています。半円の湖弧状になっており、柄の内側にばねが仕込まれています。

さつき鋏


さつき、ツツジ、盆栽の芽切に使用する園芸用のはさみです。刃の形状小ぶりで、ハンドルが長いはさみなので、枝葉の隙間に刃物を差し込んで使う事ができます。

池坊鋏

華道などで生花に使う伝統的な鋏です。蕨(わらび)は硬い枝の水揚げを良くするために、切り口を潰す加工を施します。刃は鋭角に造っているので、断面の繊維を潰さずに切れ、活けた花を長く楽しむことができます。

パイロットナイフ&斧


<パイロットナイフ>

ブラジルエアフォース空軍のサバイバルナイフです。不時着時などにおける生存性を確保するための優秀なナイフです。数日間、救助が来るまでの間、森の中で生き抜くためのナイフです。柄の中にはつり用具が入っています。皮のケースには砥石が入っています。薪割り、土堀り、罠(わな)作り等、さまざまな用途に使用できます。釣った魚を捌いてみたいものです。

 

<斧>

本場北欧スウェーデンで職人さんが丁寧にひとつひとつ手作りしている斧で、「鍛鉄(たんてつ)の芸術品」と言われています。満足のいく斧頭だけに彫るという「イニシャル」が入っており、確かな品質の斧です。薪のある生活を楽しみたいものです。


間切り


漁師さんが船上で魚を捌いたり、加工したりと万能に使っている道具の一つです。また潜水工事の職人さんも愛用されています。最近の釣りブームの中、釣りのエサを切ったり、釣られた魚の血抜きをしたり、家に帰ってから魚を捌く時にも使用できます。

蕎麦切り包丁

銀三鋼を使用した刃渡り1尺2寸(36cm)の蕎麦職人用の包丁です。柄の新規取り付けの依頼を受けました。

<ビフォー(左写真)>

今回柄の取り付けを依頼されました。当店にて桧(ひのき)の板を加工し、柄を製作いたしました。

<アフター(右写真)>

木柄の取付が完成しました。本来は柄に空いた穴にロープを通し、ハンドル部分に巻きつけていきます。今回は穴をふさぎ、ロープ巻きから木柄に変更しております。これにより、長い間ロープ間に「そば粉」等が入り込み、衛生面で悩まされていたものを改善することができました。


ガラスキ包丁


主に鶏(にわとり)を解体するための包丁です。今回は柄の部分のリベットが腐食した為、包丁研ぎと併せて再生いたしました。リベットはメーカー純正部品を取り寄せ、加工いたしました。数十キロの「寒ブリ」を捌く事もできます。

追入れノミ


大工道具の一つで、浅い穴などを彫る時に使用します。規格は巾3mmから42mmまで、3mm刻みで作られています。

仕上げカンナ

研ぎ汁を流さずに研ぐことで、細かいキズのない、均一な仕上がりとなります。地金の部分を灰色に曇らせるよう、鋭角に研ぐ技術が必要となっています。

房州型平鍬


先端部分の「鋼」が磨耗してしまった房州型平鍬を再生します。「先がけ」という技法を用いて、「鋼」部分を溶接した上で、新品時と同様の「長さ」と「薄さ」に仕上げなおします。現在再生に向けて作業中です。完成しましたらまたご報告いたします。

房州型平鍬「先がけ加工後」

(刃の部分を6センチ伸ばし、新品の状態に直しました)

加工後

加工後

加工後


関東ローム層(火山灰層)の土壌に耐えられる百姓鍬です。土は赤土で、鉱物・鉄分が含まれているため、先端のハガネの強度が必要となります。両端の「耳」と呼ばれる部分が土に刺さり、まっすぐ入る構造になっています。

鉈(関東型)と枝打ち鉈(片刃)

鉈(加工前)

鉈(加工後)


長期間使われていなかった鉈であっても、新品同様の切れ味が蘇りました。

首曲り鉈(両刃)

加工前

加工前

加工後


研ぎと柄の取り付けを致しました。焚き木に使う薪割りに最適です。

水産鋏

水産鋏・加工前

水産鋏・分解研ぎ


錆びて動きが悪くなってしまった鋏もあきらめずに当店までお持ちください!

鋏を分解した上で、全体の錆を除去します。

その上で、刃先を研ぐことにより、新品より優れた切れ味を手に入れることができます!

水産鋏・加工前

水産鋏・分解研ぎ終了

水産鋏・加工後


加工前

研ぎ終了

加工後


地元では、海苔漁師さんや釣り船で使用します。例えば、魚のエラに差し込み、硬い骨を切って活き〆めにしたりできる、万能鋏です。ホテルのシェフにも愛用されています。


刈込み鋏


30年前に購入した刈込み鋏を研磨しました。裏表に錆がいっぱいでした。錆を除去した後、刃付け作業を施しました。最後にカシメを打ちなおして刃の歪(ひずみ)取りをしてお渡しします。かつての切れ味がよみがえり、再び庭木の剪定に活躍しています!


大久保鋏

加工前

研ぎ終了

仕上がり


園芸農家で利用されている、植物剪定用の大久保鋏を研ぎました。握りが大きく、刃が小さいため、均一に力がかかります。また、長時間使っても疲れないデザインとなっています。


剪定鋏と洋裁鋏(ラシャキリ鋏)

特殊な鋏の研磨も請け負っています。お悩みの刃物をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。


和鋏

和裁に用いる、日本独自の形状の鋏です。布地や糸を切る為に用いる鋏で、先端から1cmの部分が最も良く切れる形状になっています。手で握って使う独特なフォルムです。


寿司職人さんご愛用の包丁三本

うなぎ包丁

刺身包丁

牛刀


サビ、刃毀れを修理いたしました。料理人の包丁の切れ味に驚きます。


かき氷機の刃

加工前

加工後


地元で、夏になると営業するお店から預かりました。1シーズンで4枚使用するそうです。うちの氷が「一番うまい」とご主人の声。手研ぎ仕上げで、ハガネのラインもくっきり見えます。


房州鎌の研ぎ

加工前

加工後①

加工後②


牛や馬の飼料となる草を刈る道具として普及しました。「コバ」と呼ばれる線を打ち込んで強度を増し、裏側には溝を掘り軽量化しているのが特徴です。重心も良く、抜群の操作性があります。


四本万能(まんのう)

爪のような刃で主に田で耕作の際に使用する鍬です。他に多用途の三本万能や先端がとがったコンニャク芋掘り鍬もあります。今回、止めてあった鋲を打ち直し、ガタツキを修理いたしました。

タケノコ掘り専用鍬

加工前

加工前(裏)

加工後


本格的なタケノコ鍬です。長大で肉厚なハマグリ形状の刃が竹の地下茎を割り開きます。タケノコの根元に刺し、柄の付け根の四角い金属部分をたたき刃を食い込ませます。テコの原理を利用して切り離します。刃の形状は片刃で、今回は肉厚を薄く、鋭角に修理いたしました。